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2014年05月02日 10:04
ポッカサッポロが現在やっている宇宙戦艦ヤマトのキャンペーン、締め切りが2回あるのですが、第1回目の締め切り分でオリジナルクオカード1000円分が当選しました!対象商品のバーコード番号を入力するのですが、毎日の通勤ルートに100円の自動販売機があるのでそこで買っては携帯で入力。毎日なので結構ポイントも溜まり、クオカードは1ポイントで応募できるのでとても応募しやすかったです。もう一つの賞品に5ポイントで応募できるオリジナルスピーカーがあるのですが、こちらは残念ながらはずれてしまいました。第2回目の締め切りは3月31日なのであと残りわずかですがコツコツ応募していきたいと思っています。
そしてこのオリジナルクオカード、いただいたはいいのですが私は宇宙戦艦ヤマトに全く興味がないためオークションに出品したところ1500円で落札されました!普通にクオカードとして使ったら1000円だったのですが1500円使えるように!こういったキャラクターものは興味がなくてもオークションで売ったら価値があったりするので応募できるものはこまめにチェックしたほうがいいと思います。第2回の締め切り分でも当たってほしいと思います。できれば今度はオリジナルスピーカーに来てほしいです。
2014年05月01日 17:43
この作品の最大の評価ポイントは「シリアスとギャグの使い方が非常に巧い」という点かなと思います。2期を見てみたいと思う反面、たまにOVAみたいな方がいいかもって感じてしまう部分もありました。
琴浦さん以外のキャラクターも個性的でしたね。初回の前半を見る限りでは、こういう話になる想像がつきませんでした。
この作品は12話でよかったのかもしれません。シリアスとギャグの出し入れが繊細に展開されており、全体的に素敵な作品になっているのかなと思います。
一話を見た好印象から、ぜってー劣化すると思ったが意外と最後まで面白く見られた一話がピークであることには変わりないし前半に比べれば、後半は失速した印象が有るが全体的にはギャグとシリアスのバランスも良くしつこいようだがw意外と楽しめた母親が出て行く時駆けつけた和尚が、その涙を見ていたという描写が、1話で既に描いてあったで、あるから友達が出来た春香のことを見せようと、和尚が母を呼んだ地味に伏線が良く出来ている個人的には、室戸のポジションが大好き「へたくそな悪人の芝居にも付き合う」という台詞とかたまらん「つるぺた」のキョトン感も凄くボケの為に、エンディングをまるまる創ってしまうそのくだらなさもよしまぁ、CDの宣伝という面もあるのだろうが。CDコレクションしまっす!!!
2014年04月30日 10:04
れんちょんの語彙力や時々入れてくるツッコミなどやや狙いすぎな面もあるとはいえ、みんな優れた個性を持っている。(だから、地味に蛍が一番冷静なツッコミを入れている辺り、都会から来たという設定が活きてる)で、観てる側もいつの間にか同じように基本スタンスが「まぁいいか」になっちゃう。
蛍のヤバすぎるコマへの愛も、先生のダメダメなところも、全部ひっくるめて受け入れてしまえる。ここまで舞台に入っていける作品は稀だ。
キャラに萌えて掛け合に笑い、舞台に癒される。キャラとの妙な一体感をこの作品では味わえる。
いつも風景=緑なら、多分流石に飽きてる。萌えと笑いと癒しの配分が絶妙。
とくに気に入ってるのは、れんちょんが画面の端から現れて、歩いてる途中でなにかしらの実をもいで口に含んだシーン。でもこの作品はそうじゃなくて、キャラと同じ視点で楽しめる。
風景だけで魅せるには、さすがにアニメじゃ限界があるからなぁ。だから時間が経つのを忘れて観ちゃう。
語尾が「~~ん」なのも、漫画じゃ目立たない。どのキャラも善人というよりはただおおらかなだけって感じがいかにも田舎っぽい。
彼女の訛りや口調に一番魅力を感じるのは、アニメの時。巧いのは、風景へのキャラの溶け込ませ方。
基本スタンスが「まぁいいか」なんだよね。アニメになって一番魅力的になったのは、間違いなく彼女だ。
先に言っておくと、なにも風景の描写がとくべつに優れていた、というワケではない。萌え系の作品ってのは大体、観ている側は俯瞰して観るものだもの。
こういう、創作上の田舎によくいるような典型的な善人がいなかった点が、個人的には気に入っている。ノーストレス万歳。
(ここまでカット動かず)予想以上にキャラが立っていたことも、好評価に繋がった。間を楽しませるのにSEやBGMの貢献度は計り知れないし、キャラの可愛さ――とくにれんちょんの存在は大きい。
水車小屋が映った時はテンション上がったもの。キャラの居る空間、感じている雰囲気を視聴側も共有できる。
1クールの中で四季折々を描いたのは正解。だからスローなテンポも苦じゃない。
この三位一体に【退屈】という間が存在しない。「にゃんぱすー」を漫画で見たって、多分ピンとこない。
本作がアニメとなって一番良かったのは、音声がついたことだと思う。でも僕らが田舎に対して漠然と抱いている憧れのようなものを巧いこと具体的に絵に起こしている。
コレクション しますた!!!!
2014年04月29日 14:04
越谷家の(特になっつんにとって)コワいコワい母ちゃんや、素っ気なく振舞おうとしてもれんちょんのことが気にかかってしまう駄菓子屋などがそう。最初に感じた柔らかさとはゆりかごの中の柔らかさだったのかもしれません、豊穣をもたらし新しい生命を育む理想的な田舎の姿がここにはあります。
主要キャラの4人はお調子者だったり背伸びをしたりとごくごく普通の子供だし、集まればゲームをしたりお洒落の話に興じたりで、やっていることは田舎ならではのものもあれば、都会も田舎も変わらないものもありますが、当人たちはそんなことは意識することもなく、OPの曲調そのままに、ただ全力で子供の時間を生きています。また、ほたるんのコマちゃんに寄せる思いも百合くさいネタになっていますが、それとともに何かとポンコツなコマちゃんをあれこれフォローするのは、視点を一歩引いて観ればやはり母性なんだなと思います、歳は2番目に下ですが背は一番高いですし、胸も(以下自粛田舎というと過疎とか不便だとかダサいとか、あるいは衰退していて貧しいとかいうイメージを持たれるかもしれませんが、本来は豊穣をもたらす場であるということこそが田舎の大きな役割です。
そしてれんげや蛍や夏海や小鞠達が、いつもその空気を呼吸しているのが羨ましくなります。田舎が舞台なので登場するキャラの家もほとんどが農家ですが、その家の造りからして外見から部屋の間取りから、なんでもないような調度品から、旅行でその場のノリだけで買ってきたようなヘンな置物まで、サラリーマン家庭に育った身からすると、みんなどこかしら懐かしいような妙に風格があるような、普段目にするものとは違う感じがして、ちょっとしたエトランゼ気分や、お泊りしてみたくなるような気分を味わえます。
また母親に叱られてゴメンナサイと頭を下げたら、後ろの開け放たれた障子から見えるのがあざやかな田園風景だったりするのがなんともステキで、普段と違う良い空気を呼吸している気分にさせてくれます。田舎を舞台にした日常物作品ですが、その感触は「ほのぼの」というよりも「柔らかい」と表現するほうが合っているようで、何か大きなものに包まれているような心地よさがある作品です。
でもこの作品では視点をグッと引いて観ると、田舎の豊かな情感がそれらを包み込んでひとつの絵のように感じられてきて、全ては田舎という大きなゆりかごが、その中で子供に与える大事な経験なのだというふうに思えてきます。この作品を観ていて気付くのは大人の存在感があるということ、よくある日常系のように大人の気配が希薄で作品世界が子供だけの領域化しておらず、大人の、なかでも母親的な立場の人の存在感が大きいということです。
ここは豊かな場所なんだなと思えてきます。そして母親の存在感がそれと結びつくことで、この作品においては田舎が持つ母性が際立っていて、全てを束ねているように思います。
いちばん年下のれんちょんに関係する物語には特にそれが強く感じられますし。鳥の囀り、四季折々の虫の声、水の流れる音、これらの音にほとんど環境音楽のような控えめなBGMがついて、田舎の情感がじつに豊かに表現されていることに心を奪われてしまいます。DVDコレクションします。
2014年04月27日 15:58
どうしても嫌なら逃げても良い。では、そこでシンジと視聴者に問題です。
それが自分の幸せに繋がっていく。自分や他人の概念が失われた楽園(夢の世界)で痛みも無く存在するのが良いのか、自分と他人がいて辛いことは確定しているのに幸せは有るかどうか分からない現実で生きるのか、あなたはどっちを選びますか?現実で分かりやすく言うと前者は死んで楽になるか、後者は幸せを求めて苦しんで生きてみるか。
当たり前ですが。この作品でもシンジの父、ゲンドウをはじめミサトやリツコといった大人も何かしら問題を抱えています。
それで、TV版に収まらなかった事自体が問題でありながら、自分がTV版エヴァ 本編には最高をつけたこともあり評価には困るのですが25,26話で描ききれなかった部分の補完ではなく、あくまで24話からの続きの映画としての評価にします。相変わらず問題多きこの作品ですが、自分はこの作品という他者から少なからず影響を受けて自我形成の一部として役に立ってくれたかなと思うので評価は「最高」を付けさせてもらいますが、実際の所、視聴者にまともに伝えることを放棄しているので悪い~最悪辺りが妥当な作品ではあると思いますシンジは逃げても良いという事を知った上で他者と生きてみる事を選びます。
あまりにも抽象的な映像表現は作家精神的には前向きで評価したい気持ちもありますが、アニメとしては視聴者に伝える所で失敗でしょうし悪かった。どちらを選択するかの提示がフェアじゃないように思う。
そういう前向きな事をこの鬱屈した作品は主張したのだと思う。これによって自分と他人という概念が消えてしまい、他人との摩擦も解消されるわけです。
テーマも少し変わってしまいましたし。違うとは言っても、TV版の「自身の価値」に関する葛藤や設定を掘り下げた形で描いた結果、大人になっても悩む「他者との関わり」というより深く広いテーマに行き当たったのだと思います。
あとはビッグ綾波がグロイと言うか怖い。ストーリー上でシンジは自分の無力さとアスカを助けられなかった事への罪悪感でついに消えてしまいたいとすら願い、結果としてサードインパクトが引き起こされます。
TVシンジの葛藤からの自立には「自身の価値」という要素が大きく絡んでいましたが今回は26話で補足的に出ていた「他者との関わり」から自立に至る流れが主でした。あれだけ辛く、鬱な事があって何度も逃げたいと思ったにも関わらず、シンジは自立することを選びます。
前半Airでは本編から引き続きストーリー進行、後半まごころを君にでは25,26話のシンジの葛藤をストーリーに沿う形で描き直している。そんな厄介の極みともいえる問題に変わった方法で向き合うのがこの作品。
なぜなら、この作品でのシンジの苦悩や葛藤の中心はTV版25,26話とは微妙に違うからです。最後、ユイの言っていたように「生きている事はそれだけで素晴らしい」から、生きていれば良いことが見つかるから、他人との関わりが辛くても逃げずに生きていこう。
エヴァ初号機のパイロットとしてサードインパクトの全ての決定権を委ねられているシンジは全てが一つになっていく過程の中で他者の声や考え、感情などに深く触れる事でアスカの声を聞く事になります。お互いの違いを認識し合うことで自分というものを意識できるようになるものの、自分と他人に分かれてしまいその摩擦から痛みや苦しみが生まれてしまう。
たとえそれが自分が消えるものだったにしてもです。「アンタとだけは死んでも嫌」―と。
良い話ですし、話も動いてTV版に比べ退屈ではなくなったとは思うのですがなぜかTV版よりも分かりにくくなっています。ここで起きたサードインパクトの概要とは、生き物を形作っている「壁」(ATフィールドの事)を物理的にも精神的にも取っ払ってしまい、一つに統合するといったものです。
ストーリー的に完結したのはこの作品の目的通りで良かったです。この作品の結論から言えば、まぁぶっちゃけどっちでも良いんです。
もちろんそれで、めでたしめでたしと言う訳にはいきません。アダムとイヴの神話で知恵の実を食べた事で互いを意識してしまい、痛みの無い楽園を追放されるという話がありますが、この部分はほとんどその神話通りの話です。
現代で他者との関係に悩まない人間はほぼ居ないでしょう。あれはあれで一つの救済の形だったのだから、もっと安らかなイメージを作っても良かったはずです。
わたしはこのさくひんをコレクションしたことにほこりをもっています。
2014年04月26日 17:05
TVシリーズは一見綺麗に終わったように見えますが、ほむらの目線で言えばバッドエンド、むしろそれ以上の酷い結末なんですよね。と考えれば少なくともこの作品としての完結?としては相応しい物だったと思います。
戦闘シーンも迫力がある一方どこかグロテスクでシュールな恐ろしさもあり、ほむらが愛とまで言い出したりと、この辺は好みが別れるとは思いますが魅力の一つではあると思います。ところで何で中沢君まであの世界に組みこまれたんでしょうね?クラスメイトの中で唯一モブの中でまともに台詞のあるキャラとはいえ、ほむらにとって少しは印象に残っている子だったんですかね。
まどかを魔法少女にさせないために奮闘していたのに、結局魔法少女になってしまったばかりか、死よりも辛い選択をさせてしまった。これもまどかの「魔法少女全てを救いたい」というほむらの思いを無視して願いを叶えたことによる代償と言えると思います。
結局まどかも最終的にはほむらとまた対決することを示唆するような終わり方でしたし、この少女達の願いを巡る因果は終わらない。結局何かを願えばどこかで淀みが生まれその連鎖は続いていく、というのが本作のテーマだったんだと思います。
しかも自分が何度もループしてまどかの潜在能力を高めたことで、その結末の一端すら担ってしまっており、ほむらの行動は結果で見れば彼女の目的とは完全に裏目だったわけです。この作品って結局願いと願ったことの代償というのが主軸だったんだと思うんですよね。
それはTVシリーズでのさやかと杏子を見れば一目瞭然です。そしてまどかにおいても、結局ほむらの想いを無視し円環となった後、結局ほむらによって無理やし引き剥がされてしまいました。
こういうことをされるとTVシリーズももう素直な気持ちで見れなくなる、とどうも好意的に見れなかったんですよね。見た直後は正直「えー、これでいいの?」と思いました。
勿論それだけではなくファンサービスも多く、5人が普通に魔法少女として共闘していたり、さやかと杏子が普通に友達として共にいたり、マミさんがシャルロッテを飼っているなど、ファンが見たかったと思うようなことを虚構の世界とはいえ沢山見せてくれたと思います。ただ色々と思い返してみると、何だかんだで少なくともこの作品らしい展開だったかなとも思います。
BDコレクションします!!!
2014年04月25日 16:04
とにかくかわいい。10周年(まさかここまで続くとは思わなかった)ということで、いろいろ攻めていると感じました。
まずは徹底的な人気要素の取り込み。ここ数年で一番人気だったハトプリをベースにしているというか
様々な面で踏襲しているように感じられます。
そしてライバルというよりもはやプリキュアの後釜という感がある女児向けアイドルアニメから
衣装カードの要素を躊躇なく取り入れているのもなりふり構わない感じが出ていますね。
またOPに歴代プリキュアが挨拶するというのも、特撮のように本編にポンポン出すわけにはいかない
現状で出した精一杯のファンサービスかと。
東映のそういう節操のなさ、好きじゃないけど嫌いじゃないよ……と言いたいところですが、
そこまでお膳立てしておいてキャラデザにはもう少し配慮ができなかったのでしょうか。
正直本作のキャラデザ(特に顔)は自分の好みとかそういうものを差っ引いても「微妙」の一言です。
馬越キャラでやっていた可愛いことをこのキャラデザでやられても……ともにょりました。
特にキュアラブリーの変身完了ポーズは、これが本当にバンクかと疑うほど可愛くない。
顔が無駄に小さくてどんな表情かもわからないので可及的速やかに差し替えたほうがいいと思います。
無印から飛ばし飛ばし見てきた身として応援したくはあるのですが、上記の点はどうしても気になり
コメントしました。10周年ということで今後の展開には期待したいと思います。
と書いたら本当に差し替えられてびっくりしました。やればできるじゃないか東映ということでコレクションしますDVD.
2014年04月23日 23:54
一期は唯の成長ストーリーとしては逸脱だった
じゃあ、二期でも唯は成長するのか? 答えはノーだ。むしろ退化しているように見える
一期では自分がギターを忘れたことで周りに迷惑をかけたと自分を責めてしまうような健気な周りを思いやれる良い子だということが最後に伝わり
良い話だなと思ったものですが二期ではマラソンの途中で抜け出して疲れたから近所のばあちゃんの家に寄って
お茶してマラソン中に行方不明になり周りに迷惑をかけた挙句、「すいませんでした」と平謝りそれだけかよ!周りも許すな!もっと怒って良いだろ!
ギャグとして処理されてるけど学校行事の最中に抜け出して迷惑掛けるのはほのぼの日常系アニメとしては最悪な展開と行為
しかるべき理由が無いのでなおさら…酷い、酷すぎるもっと仲間や周りの人を思いやれる子だったはずだが…
ギター忘れたときの健気さは何所へ行った!それとも新しいストーリーが出ると人間としてのレベルがリセットでもされるのか?
卒業までの流れも酷評するほど酷くないが、脚本家ごとに話に差がありすぎて一期より見にくい
もう少し話に一貫性を持たせて欲しかった
もちろん日常を切り取った作品。という見方も分かる 分かるけれども、視聴者に見せる以上見やすさ重視でお願いしたい
各話ごとにキャラクターの性格に微妙にだが差異がある
なんというか少し違和感を覚えた。少し登場人物同士の距離が縮んだり、伸びたりと話によってキャラの立ち位置すら違うものに思える
そういった部分は脚本の方たちで話し合って設定に基準のようなものを付けることも出来たはずだがやらなかったのだろうか?
卒業ライブは悪くなかった
悪くなかったが故に最初に書いた唯が退化している部分がますます浮いてる気がする
二期としての出来は最悪 作品としての出来は悪くないと言った所でしょうか。
前半の日常パートの唯の駄目な娘ギャグも別にいいんだ
ただ、人に迷惑かけて平然としていられるほど図太い娘じゃなかったはずだ はっきり言って別人に見える
一期が好きだっただけに残念な出来、卒業ライブシーンが良かったのでそこを差し引いてもとても悪いの評価になってしまいます
一期を見てなければ気持ち良く見れたことでしょう ああ、でもそれじゃ毎回キャラクターの性格に違和感を感じて見ることが出来ないかも 一期は良かったのに本当に何故…?でもきゃらはいいのでDVDはコレクションしました。
2014年04月22日 18:37
テレビアニメを見てからの視聴を推奨。というか先に映画見るとわけ分かりません(笑)
一言で言えば、「ファンサービスよし、キャラの見せ場よし、迫力あり、だけど結末に問題あり」そんな感じでした。
全体的に超展開と言われるような酷い破綻はありません。テレビアニメの続編と謳っているのに、
五人の魔法少女が揃っていたり、敵がナイトメアだったりと最初は戸惑いますが、
中盤まで見れば理由は分かります。
前半は、テレビ本編で友達としての絡みが薄かった杏子とさやかのイチャイチャっぷりや
シャルロッテ(ベベ)が味方になっていたり、ティロ・デュエットという新奥義が出たりと
ファンが妄想していた設定や、ネット上で騒がれていたネタを公式化したというあたり、
いい意味でファンサービスとして機能していたのではないでしょうか。
ファンサービスの一つのカテゴリーとなるかもしれませんが、
この映画の最大の特徴はキャラの見せ場の作り方が上手いところです。
さやかとマミ、テレビ版で不遇だった二人が、この映画ではかなり美味しいポジションを与えられています。
ミステリアスで頼れるスーパーさやかちゃんと、ほむらを軽々と圧倒するボスポジションのマミさん、
この二人のファンだったら、見るしかない!そんな扱いでした。
一方で、ナイトメア退治で謎の歌を歌いだしたり、魔法少女の変身シーンの踊りに
MPを吸い取られそうになったりと滑り気味…いや、プエラ・マギ・ホーリー・クインテットも含め、
滑ってるだろ…という演出が多かったのも事実。
このあたり、全体の差引で面白かったと言える人と、滑り過ぎで見るのが苦痛という人と分かれると思います。
私は前者です…というのも映画の迫力やストーリーを楽しめたからです。
まず、劇場版の良さか、広大なスクリーンに映しだされるイヌカレー空間と梶原由紀の音楽が合わさり映画全体に迫力がありました。
特に中盤でほむらの秘密が明かされてからクライマックスへの盛り上がりは、なかなか見ごたえがあります。
(そのせいか家族連れで見て子供が泣いた等、苦情があるようですが笑)
このあたり、DVDでなくて公開中に見た方がいいという所以ですね。
肝心のお話の方もライマックスまで飽きさせない作りが見事でした。
芝居の裏側の無理のなさ、日常に綻びが少しづつ生じて、最終的に街が崩壊していシーンの
盛り上がりがとてもとても上手い。本当に落とすのが上手い虚淵氏。
ほむらがキュゥベエの企みを止めるシーンも、キュゥベエの企みに気付くタイミングがほむらと
自分でリンクしていたので、一人で盛り上がってました…。(「まどかを支配するつもりね!」に痺れた人は他にもいないだろうか)
はい、ここまでは、納得してもらえると思う…。
2014年04月21日 21:22
終盤の展開や最終回で色々有耶無耶にしてしまった。世界の設定は語られ、主人公は成長を遂げたのですが、かえってそれで序盤から観ていたガルガンティアの世界はむしろ壊され、狭まって終わってしまった感がとても強いのです。人類銀河同盟とヒディアーズの対立という設定が秀逸で(しかもヒディアーズの正体も衝撃的で)、そのために「両者の戦いはどうなったんだ?放置なのか?」という感想を引きこしてしまうこと。
この作品のテーマはあくまで少年の成長がメインなのだが、脇道に過ぎない同盟とヒディアーズの戦いの行方も気になってしまう。
どうでもいいと、自分は思うんだけどね。気になる人は、ほんとに気になるらしい。
中盤まではともかく、終盤のとりあえず話を纏める為に一クライシス、みたいなまとめは正直このアニメでは見たくありませんでした。最後のチェインバーの行動・セリフは確かにカッコよかったんですけどでもなあ、チェインバーにはもっとガルガンティアに居て欲しかったというかもっと「ガルガンティア船団がプカプカ航海するだけ」の話を観て居たかったです。
主人公たちの成長を描く物語や、最後にその関係者と対立する構図の物語としては、その他で風呂敷を広げすぎています。しかしコレクションシマスヨ!!!!